国際学術文化委員会は、国際理解に繋がる、さまざまなテーマに取り組んで、国際理解講演会とシンポジウムを開催しています。世界の情勢はテレビや新聞などのメディアで日々報道され、またインターネットでも配信されてはいますが、講師の方から生の声で、生きた情報、専門的見地からの解説をいただくことは非常に意義のあることだと考えております。講師の方のわかり易い解説で、参加者の皆様がそのテーマに関心を持つきっかけになれば幸いです。委員会メンバーは現在10名。皆様のご参加をお待ちしています。
国際理解講演会
年3回の国際理解講演会を開催しています。直近では、ハンガリー大使館参事官メレーニ・クリスティーナ氏による「ハンガリー魅力発見の旅~歴史・文化・食を巡って」、東京海洋大学講師ながさき一生氏による「日本人なら知っておきたい~お魚の教養」、テノール・オペラ歌手渡辺大氏による「ようこそイタリアオペラの世界へ」を開催いたしました。国際理解や教養につながる幅広いテーマで専門家の講師の方々からご講演していただいております。
シンポジウム
2019年以降、ユネスコの精神である「平和のとりでを築く」ために「平和を考えるシリーズ」と名付けたシンポジウムを年1回開催しています。直近では、日本ユネスコ国内委員会小林美保氏および浄土宗総合研究所柴田泰山氏による講演「ユネスコ『世界の記憶』から平和のために何ができるか」とパネリストによるデスカッションを開催し、都立三田高校ユネスコ委員会の生徒さんたちにも議論に加わっていただきました。
コーアクション活動
フィリピンのミンダナオ島は長い間内戦に悩まされ続け、山岳部の村々の人びとは極貧の生活を強いられています。ミンダナオ子ども図書館(MCL)は、現地の非政府組織(NGO)法人です。児童文学者の松居友氏が2003年に設立し、紛争や貧困に苦しむ子どもたちの支援や暮らしの場を提供しています。
2018年「松居友館長のお話しとミンダナオの若者たちの歌と踊り」と題して松居館長に講演いただきました。この講演がご縁で、会員とその知人等から衣類などの様々な品々を持ち寄っていただき、毎年「ミンダナオ子ども図書館」にお送りしています。ユネスコ精神の一つである教育の一端を担っている方々へのサポートは今後も継続させていただきたいと考えています。
活動内容
2014年12月3日「はやぶさ2」は「リュウグウ」に向かいました。「はやぶさ1」の小惑星イトカワとは異なり、岩石だらけで(着地に自信のある)100mくらいの平地はなく着地点が見つかりませんでしたが、6mの場所への着地を10万回コンピューターシミュレーションで行いすべて成功したので、2019年2月22日第1回のタッチダウンを行い舞い上がった物を回収しました。カプセルには5.4gのサンプルがありました。少ないようですが、分析者にとっては大変な量です。将来の分析技術の進化に期待し40%は保管。一部を世界の研究機関に送り、成果が出始めています。7%の水が含まれていることが判明したそうです。7%と言うと少ないように思えますが、地球には0.02%しかありません。
ユネスコは50年前に「人間と生物圏(MAB)」計画を発足させました。MAB計画の下で地域主導、持続可能な開発目標(SDGs)のモデル地域、保護と利用と学びあいの場としてのユネスコエコパークが日本に10か所登録されています。自然保護区を通じたSDGsのあり方を考えるシンポジウムです。
世界遺産アカデミー認定講師の友野智子氏による講演。テーマは「スペイン王国レコンキスタ時代の歴史と世界遺産」。イベリア半島のキリスト教とイスラム教の約700年にわたる詳細な歴史の解説と世界遺産について解説いただきました。
FS総合研究所代表で、元国土交通省土地・水資源局長の倉林公夫氏に、美しい街並みやパラーディオら優れた建築家による作品群。ヴィチェンツァ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ミラノなど北イタリアを中心にイタリアの建築文化を概観し、知性と技術のスパーク、修復保存の意味などについて、日本文化とも対比しつつ解説していただいた。
海があって、人類を含む生物がいてこその地球です。海が健全な状態で維持されなければ、人類の存続は危ういものとなります。
海をよく知り、持続可能な地球をめざす国連全体の活動が2021年から始まります。我々は海に関して何をすればよいか、一緒に考えます。
テンポの良い講師の話と興味深い神話の世界、美しいギリシャ世界遺産の画像、時に講師から会場へ三択の質問の呼びかけなど、会場全体が講師の話に引き込まれていきました。
国際学術委員会アーカイブ