国際学術文化委員会は、国際理解に繋がる、さまざまなイベントの企画を行っています。世界の情勢はテレビや新聞などのメディアで日々報道され、またインターネットでも配信されてはいますが、講師の方から生の声で、生きた情報、専門的見地からの解説を伺うことは非常に意義のあることだと考えております。企画メンバーは約10人で、年に3~4回開催しています。皆さまのご参加をお待ちしております。
国際理解講演会
国際理解に繋がるテーマで、年2~3回の講演会を開催しています。世界のニュースはテレビや新聞などのメディアで日々報道され、インターネットでも配信されていますが、講師の方の生の声で専門的見地から解説いただくことは、大変意義あることと考えています。講師の方のわかり易い解説により、参加者の皆様がそのテーマの関心を持つ一助になれば幸いです。直近では、「スペイン王国レコンキスタ時代の歴史と世界遺産」「イタリアの建築文化」「はやぶさの旅路と教訓」「イタリアオペラの風を感じて」をテーマに開催しました。
シンポジウム
2019年以降「平和を考えるシリーズ」として、「気候変動」「海洋科学」「エコパーク」「世界の記憶」 など、SDGsに沿ったテーマで実施しています。講演終了後、フロアとのトークも行われます。
コーアクション活動
フィリピンのミンダナオ島は40年以上にわたり内戦に悩まされ続け、山岳部の村々の人びとは極貧の生活を強いられています。 ミンダナオ子ども図書館は、山岳部の紛争地域の村に松居友館長によって16年前に立ち上げられました。
2018年「松居友館長のお話しとミンダナオの若者たちの歌と踊り」と題して松居館長に講演いただきました。この講演がご縁で、会員とその知人等から衣類などの様々な品々を持ち寄っていただき、毎年「ミンダナオ子ども図書館」にお送りしています。ユネスコ精神の一つである教育の一端を担っている方々へのサポートは今後も継続させていきたいと考えています。
活動内容
渡辺講師が♬ヴェルディ「椿姫」の「乾杯の歌」(1853年)を歌いながら登場しスタートしました。
2014年12月3日「はやぶさ2」は「リュウグウ」に向かいました。「はやぶさ1」の小惑星イトカワとは異なり、岩石だらけで(着地に自信のある)100mくらいの平地はなく着地点が見つかりませんでしたが、6mの場所への着地を10万回コンピューターシミュレーションで行いすべて成功したので、2019年2月22日第1回のタッチダウンを行い舞い上がった物を回収しました。カプセルには5.4gのサンプルがありました。少ないようですが、分析者にとっては大変な量です。将来の分析技術の進化に期待し40%は保管。一部を世界の研究機関に送り、成果が出始めています。7%の水が含まれていることが判明したそうです。7%と言うと少ないように思えますが、地球には0.02%しかありません。
ユネスコは50年前に「人間と生物圏(MAB)」計画を発足させました。MAB計画の下で地域主導、持続可能な開発目標(SDGs)のモデル地域、保護と利用と学びあいの場としてのユネスコエコパークが日本に10か所登録されています。自然保護区を通じたSDGsのあり方を考えるシンポジウムです。
世界遺産アカデミー認定講師の友野智子氏による講演。テーマは「スペイン王国レコンキスタ時代の歴史と世界遺産」。イベリア半島のキリスト教とイスラム教の約700年にわたる詳細な歴史の解説と世界遺産について解説いただきました。
FS総合研究所代表で、元国土交通省土地・水資源局長の倉林公夫氏に、美しい街並みやパラーディオら優れた建築家による作品群。ヴィチェンツァ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ミラノなど北イタリアを中心にイタリアの建築文化を概観し、知性と技術のスパーク、修復保存の意味などについて、日本文化とも対比しつつ解説していただいた。
海があって、人類を含む生物がいてこその地球です。海が健全な状態で維持されなければ、人類の存続は危ういものとなります。
海をよく知り、持続可能な地球をめざす国連全体の活動が2021年から始まります。我々は海に関して何をすればよいか、一緒に考えます。
国際学術委員会アーカイブ