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Minato Unesco Association

MUAユース委員会事業 小型船とバスで東京探訪!! 「東京の森川海を知る」

日時:2019年10月20日(日)9時00分〜16時00分
場所:東京海洋大学白鷹館講義室に集合、竹芝桟橋にて解散

昨年につづき2回目となるこのユース委員会事業には、港区内の大学・中学・小学校の学生、港区在住の一般のかたなどを含む合計41名のかたが参加されました。当日は船上での昼食を挟み、下記のとおり午前・午後と盛り沢山の活動を楽しみました。

活動内容
①東京海洋大学白鷹館講義室にてスケジュール説明(司会 慶應大学ユネスコクラブ 松本謙梓さん)
②港ユネスコ協会 永野 博会長 ご挨拶
③東京海洋大学 海洋政策文化学科 佐々木 剛教授の講話
④小型運河船に乗り古川・浜離宮沿岸をクルーズ
⑤東京海洋大学生の研究発表を聴く
⑥浜離宮沿岸部にて漁業見学
⑦船上で昼食
⑧竹芝ウォーター・フロント開発事業を見る
(東日本旅客鉄道株式会社のかたから水辺を生かした街づくりの説明を受ける)
⑨天王洲で下船~バスに乗車
⑩.古川沿いに麻布〜渋谷〜明治神宮前〜新宿御苑〜竹芝桟橋のルートをバスで巡る
⑪修了証書の授与式
(佐々木教授から、「小型船とバスで東京探訪︎東京の森川海を知る」参加の修了証書が授与される)
⑫バスの前で記念写真を撮って、解散。

このうち浜離宮恩賜庭園沿岸部では、徳川幕府から許可を得て今日まで漁を営む歴史ある漁師さんの漁を見せて頂きました。子供達は漁で採れた魚や、網にかかったカニ、ハゼ、エビなどを見て興味津々でした
また、JR東日本の方による竹芝ウォーター・フロント開発(右手に浜離宮恩賜公園が見える)の説明において、開発に当たって実施した環境調査から以下の結果がわかったとのお話がありました:

①砂泥域の干潟環境
②岩礁帯を生息地とする水生生物が生息し、生物の多様性が保たれている

一日の活動が終了した時点で、東京海洋大学の佐々木教授から参加者全員に「小型船とバスで東京探訪!!東京の森川海を知る」修了証書が授与されました。

MUAスタッフからひとこと:
晴天に恵まれ、浜離宮恩賜庭園沿岸の船上での昼食はまたとない機会でした。参加した女子中学生は「住まいの近くを流れる川を巡ることが出来て良かった」と感想を述べていました。また、小学生の男子は「とれた魚を自宅で育てる」と魚を慎重に持ち帰りました。江戸時代から続く由緒ある漁師さんとJR東日本さんにご協力を頂き、充実した小型船クルーズとバスの旅を実現できました。この場をお借りして御礼申し上げます。

私たちの使った生活排水は、海に流れていきます。佐々木教授ご指導の水圏環境エデュケーターには7つのポイントがあります。そのうち私は以下の3つを実践しています。

・食器は汚れを拭き取ってから洗う。
・油は流さない。
・三角コーナーには、水切り袋を使う。

簡単なことから実行することが大事だと考えさせられる企画でした。