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Minato Unesco Association

港ユネスコ協会創立40周年記念行事

日時:2022年4月20日(水) 18時45分~19時15分
場所:港区立生涯学習センター101号室

 港ユネスコ協会は2021年10月に創立40周年を迎えました。これを記念して2022年4月20日(水)、創立40周年記念行事が開催されました。

          浦田教育長ご挨拶

 浦田幹男 港区教育委員会 教育長からは、「港ユネスコ協会は港区の国際交流、相互理解、国際親善に大きく貢献いただいている。」として、お礼のお言葉をいただくなどご挨拶をいただきました。

永野博 会長(当時)挨拶
 港ユネスコ協会は昭和56年(1981年)10月に白金プリンス迎賓館で設立総会を開きましたので、この度、満40歳を迎えることになりました。これまでの発展は初代丹下健三会長、第2代の三輪公忠会長、第3代の高井光子会長をはじめとする会員の方々の努力の賜物であり、すべての関係者の方々に感謝申し上げます。港ユネスコ協会の設立、運営にあたりましては当初より港区のご支援をいただいてまいりましたが、本日は港区教育委員会浦田幹男教育長をご来賓にお迎えし、大変嬉しく存じております。

 ユネスコ精神の源流は1920年代に国際連盟で活躍された新渡戸稲造事務次長などの発案によると言われていますが、新渡戸博士の愛弟子であった松本重治先生が港ユネスコ協会発足時の主要メンバーであったことからわかるように、当協会設立の理念はユネスコ精神の源流にさかのぼることができます。我が国における民間ユネスコ運動は1947年に設立された仙台ユネスコ協力会から始まりましたが、その設立に寄与された上田康一さん(当時:外務省東北終戦連絡事務局連絡官)は港ユネスコ協会の常任理事として創立5周年記念特別号に「初心忘るなかれ」と題して寄稿され、「平和活動」と「親善活動」を活動の二本柱として提示されています。

 平和はユネスコ憲章に掲げられている理念ですが、複雑な現代社会におきましては、気候変動、地球環境、生物多様性、人権、ジェンダー、エネルギー需給、私たちの生活・働き方すべてが世界の平和とかかわっています。現在、港ユネスコ協会では、異文化交流・理解、国際機関としてのユネスコの行う活動を市民へ伝えること、若い世代との交流を活動の3本柱としています。ロシアのウクライナ侵攻をみますと、民間ユネスコ運動の価値はこれまでとは次元の異なる意味でその重要性を高めています。これからの10年、20年に向けて港ユネスコ協会の更なる発展を祈念したいと思います。

40周年記念誌の紹介
 40周年記念誌の編集担当副会長(当時)である宮下ゆか里氏より「40周年記念誌」の紹介があり、会場にお越しいただいた会員各位に記念誌が手渡されました。なお、今回出席いただけていない会員全員、寄稿いただいた方など関係各位に記念誌をお送りしています。

              記念誌表紙