日本語 English
Minato Unesco Association

クルーズ船で東京探訪!! 「東京の森川海を知る」

クルーズ船で東京探訪!!「東京の森川海を知る」

日時:2021年1月31日(日)9時30分~12時00分
場所:日の出桟橋集合、竹芝地区船着場にて解散

港区教育委員会と東京海洋大学水圏環境教育研究室の共催により、隅田川と東京湾の運河をクルーズ船(写真①:定員170人)で巡り、森・川・海とそのつながりについて学ぶ「東京の森川海を知る」を実施しました。今回で3回目となるこの企画は、新型コロナウイルス感染拡大予防に配慮し感染症対策を実施した上で開催され、港ユネスコ協会から参加した小、中、高校生を中心に20名の他、東京海洋大学の学生など計50名が参加しました。

この日は、集合場所となった日の出桟橋を9時35分に出発し、大井ふ頭、台場、東雲運河、豊洲運河、隅田川から築地、浜離宮を巡り、11時45分に竹芝地区船着場で下船・解散となりました。乗船後、永野博・港ユネスコ協会会長(写真②)の挨拶に続き、講師の佐々木剛・東京海洋大学教授のレクチャーが行われました。特に、今回は参加者が6つのグループに分かれ、それぞれのグループにモデレーターとして東京海洋大学及び大学院の学生が加わり、佐々木先生のレクチャーとグループのディスカッションが交互に行われる形式となりました(写真③)。「レインボーブリッジはなぜ高い?」「台場はなぜできた?」「なぜ築地市場の移転先に豊洲が選ばれた?」「なぜ有明地域にオリンピック会場が多い?」など、身近なものや場所に関する質問が投げかけられ、海や海とのかかわり、つながりと境界に関する活発な議論が参加者の間で行われました。

下船後、参加者全員に修了証が手渡されました(写真④)。前日まで続いていた寒さも少し和らいで絶好のクルーズ日和となり、うららかな日差しの中、参加者は2時間余りのクルーズを楽しんでいました。佐々木先生の解説とともに、見慣れた東京の街並みを普段とは異なる海や川からの目線で改めて見つめることで、海を理解し私たちの生活と海とのつながりについて考える絶好の機会になったことと思います。ご協力頂いた佐々木先生、ならびに東京海洋大学学生の皆様に深く御礼申し上げます。