~ユネスコ活動および戦争と平和について考える~
日時:2019年6月20日(木)16:00~17:15
会場:港区立生涯学習センター桜田記念室
恒例となりましたが、三田高校ユネスコ委員会の生徒さんによる当協会訪問が、今年は6月20日に実現しました。今年は8回目となり、当日は総勢25名が鈴木民子先生に引率されて来訪してくれました。
最初に永野博会長より、ユネスコ憲章の中にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という言葉を引用し、ユネスコ活動の意義と日本における民間ユネスコ運動の紹介がありました。引き続き、清水軍治理事が講師として、ご自身の戦争体験を生々しい場面も含め1時間近く講話されました。その間、生徒さんは熱心に聞き入っておりました。また、体験談に加えご自身によるアコーディオン演奏に合わせて、当時盛んに歌われていたいわゆる軍歌も披露し、当時戦時中にあって国民の士気を鼓舞する目的があったこと、当時の人々がどのような気持ちで歌っていたかも紹介してくれました。
後日、鈴木民子先生から、生徒さんが書かれた感想文をお送り頂きました。今年は、鈴木先生のご判断で、感想文を寄せてくれた生徒全員の感想文をお送り頂きました。その中には、要約すると、「戦争の貴重な生の話が聞けて悲惨さが理解できた」、「疎開生活が必ずしも安全ではなくそこでも危険と隣り合わせであったことに驚いた」、「今の平和の有難みと大切さが解った」、「戦争を二度と起こしてはならないということは次の世代にも引き継いで行きたい」、「自分もユネスコ委員として懸命に取り組みたい」、「87歳の清水さんの元気なアコーディオン演奏と歌に感銘した」との感想が多く、感受性の高い真摯で貴重な意見が書かれております。読者の中にも、感想文を一読されることを希望される方々がおられると思いますので、いつでも閲覧できるように事務局にてファイルし常備しておきます。