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Minato Unesco Association

世界の味文化紹介 アメリカ南部の家庭料理

日時 2016年11月6日(日)12時~15時30分
会場 港区立男女平等参画センター「リーブラ」料理室

講師 ラトーニャ・ウイティカさん
フードコンサルタント、レストラン『SoulFoodHouse』総料理長

講師紹介

 アメリカ合衆国ミシシッピー州生まれ。日本に滞在して15年。語学学校講師を経て、アメリカ南部料理店のコック長に。日本に来た当初、食べ物の違いからホームシックになったが、たまたま来日された母上が、食材を近所から調達して、懐かしい家庭料理を作ってくれた。この時、「日本にいても懐かしい味をつくるのは可能なのだ」と知り、それ以来、料理を続けている。美声の持ち主でゴスペルの歌手でもある。

アメリカ南部の料理
 ケイジャン料理、クレオール料理などが有名。アフリカ、フランス、イングランド、スコットランド、アイルランド、ドイツさらにネイティヴアメリカンの影響を受けている。合衆国南部の歴史を包括した料理、味である。

当日のメニュー
①シュリンプフォンデュ・ガーリックトースト添え(Blackened Shrimp Spinach Fondue)
 ブラッケンシーズニングで味つけした小エビ、バター炒めした玉ねぎ、ホウレンソウと共にワイン、生クリームと小麦粉で作ったホワイトソースに混ぜる。アメリカ産モントレージャック・チーズをトッピングしてオーブンで焼く。

②ブラッケンチキンとマクシュ(Blackened Chicken with Maquechoux)
 チキン肉をオリーブオイル、醤油、ガーリックペーストにつけておく。ガーリック、パプリカ、カイエンヌ、オレガノ、タイム、塩コショウ(ブラッケンシーズニング)をまぶして焼く。マクシュはコーン、ピーマン、トマトをケージュン・シーズニングで炒める。

③ブレッドプディング・ブルボンソース添え(Bread Pudding with Bourbon Sauce)
 フランスパンを適当な大きさにちぎり、ミルク、卵、砂糖、ヴァニラエッセンス、レーズン、シナモン、ナツメグを混ぜたものにつけておく。オーブンで焼く。ブルボンソースは、黄身、砂糖、バーボンウイスキーを混ぜて作る。

調理実習
 ラトーニャさんが日本で故郷アメリカ南部の家庭料理をするに至った話の後、料理を開始。
 まずは材料の吟味から始まった。スパイス、シーズニングはすべてご自分で調合。ここで使ったブラッケンシーズニングはラトーニャさんの味。出来合いでない家庭料理の味のもとである。醤油はよく使われるとのこと。
 いつものようにあわただしい実習だが、とにかく早く試食したいという一心で、皆一生懸命に取り組む。幸いに時間内に出来上がり、試食を楽しんだ。
 その後はラトーニャさんの美しい歌声。参加者も加わってゴスペル・フリーダムの合唱になり、全員でアメリカ南部の雰囲気を体感した。
 調理室の隣の部屋で会合をしていた外国の少年少女達もいつのまにか料理室に来て聞き入っていた。
 料理そして音楽には国境はないと確信した一日であった。