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Minato Unesco Association

西インドの家庭料理

世界の味文化紹介
西インドの家庭料理

日時:2023年7月30日(日)
会場:港区立男女平等参画センター「リーブラ」
参加者:20名(料理委員会員7名含む)

 講師のボンキシエ・ブルワさんは西インド・マハラシュトラ州ブネ市のご出身で、1993年結婚を機に初来日。2004年に能力試験旧N1を取得され、日本語を学びながら西インドの家庭料理を教えておられます。日本語の堪能なブルワさんから、まずは恒例のお国の紹介がありました:

 インドは人口が世界一の14億(年齢構成 ~14歳28.5%、15~64歳まで65.8%、65歳以上5.8%、平均年齢28歳:日本は各12.3% 60%、27.7%、平均年齢48歳)。国土が広く(日本の約9倍)、それぞれの地域により話す言語から食べ物までちがっており、方言は約1800もあるといわれます。公用語は英語とヒンディー語で、ルピー札には17言語が記されている。料理についていうと、日本のカレーはインド料理とは別物。インド人の多くはべジテリアンでタンパク質を主にたくさんの豆からとっています。インドのお米にも種類がありますが、ウクライナでの戦争勃発以後、インド政府はバスマティ米以外は輸出禁止にしています。

当日のメニューは以下のとおり盛沢山で、スパイスのマスターになれそうです:

  1. プリ:サクサク揚げパン。全粉粉アタに水塩を加え、こねて薄くしたものを揚げる。
  2. 蒸したジャガイモの西インド風炒め物:蒸したジャガイモをクミンシード、マスタードシード、ターメリック、青唐辛子、コリアンダーパウダー、チリパウダーで炒める。お好みで塩、砂糖も。
  3. 五種類ダル(皮なし豆)カレー:ダルはターメリックパウダーとともに煮て柔らかくし 鍋にギー(無塩バター)でマスターシード、ターメリック、チリパウダー。生ショウガ、玉ねぎ、トマトを炒め、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、マサラとダルを混ぜる。塩、黒砂糖も少し。コリアンダーで飾る。
  4. 発芽豆のさっぱり味インド風サラダ:前日に青豆インドモ―ト豆を水につけ発芽させたものを、赤玉ねぎ、トマト、きうり、塩、砂糖ライムの絞り液で混ぜ合わせる。
  5. インド風トマト仕立て茄子カレー:トマト、ココナッツパウダー煎り落花生パウダーをミキサーで、ピューレをマスターシード、ターメリックパウダー、生姜 ニンニク、玉ねぎとともに炒め茄子を加え、さらにコリアンダーパウダー、クミンパウダーを加え煮込む。
  6. ふんわりスパイス味のインド風バターライス:ギー(無塩バター)でローリエ、クローブ カルダモンとバスマティ米を炒めたものを炊飯器で炊く。
  7. 家庭でできるタンドリーチキン:チキンはレモン汁、おろしにんにく、タンドリーチキンスパイス、ギリシャヨーグルト、生姜みじん切りで一晩寝かせたものをギーで炒める。
  8. マサラ・チャイ(インド風ミルクティー):水、砂糖、紅茶葉すりおろし、生姜、カルダモンパウダー牛乳を鍋で温める。 
  9. セミヤパヤサム(インド風のセミヤ麺からできるお菓子):セミヤ麺のかわりに今回はバスマティ米。ギーでお米を炒め、炒めたカシューナッツとともに牛乳で煮て、カルダモンパウダー、サフラン砂糖を加える。
  10. パパダ:豆からできたあられ、市販乾燥パパダを油で揚げる。

 さあ、沢山の料理を時間内にということで、参加者・スタッフ一同、ブルワさんのポイントを抑えた指導のもと手順よく調理に取り組み、会場はスパイスのいい香りで一杯になりました。美味しく大満足の味文化イベントを通じて、期せずして人口の問題、戦争のもたらす食糧問題もちょっぴり知りました。ブルワさんに感謝です。

(常任理事 松崎加寿子)