2025年度第三回 世界の味文化紹介
西インド料理教室
日時:2026年2月28日(土)12時~15時30分
会場:港区男女平等参画センター「リーブラ」料理室
参加者:区民18名、講師1名、スタッフ8名

2023年7月に開催し、大好評でありました「西インド料理教室」。その第二弾といたしまして、今回は日本の冬野菜をテーマに、伝統的な西インド料理をご紹介いただきました。この度も講師を務めてくださったのは、西インド・マハラシュトラ州のプネ市ご出身のポンキシエ プルワさんです。プルワさんは、1993年結婚を機に初来日。2004年に日本語能力試験旧N1を取得され、現在は日本語の漢字を学びながら西インドの家庭料理を教えていらっしゃいます。
教えていただいたのは以下のメニューです。
①プリ(サクサクほうれん草の揚げパン)
②発芽豆のさっぱり味インド風サラダ
③ふんわりスパイス味のインド風キャベツライス
④家庭でできるバターチキンカレー
⑤セミヤパヤサム(インド風のセミヤ麺からできるお菓子)
⑥マサラ・チャイ(インド風ミルクティー)
「プリ」は、全粒粉(アタ)とほうれん草とじゃがいもをこねた生地を、薄く伸ばし油で揚げます。ほうれん草の香ばしさがしっかり感じられるサクサク、もちもちの揚げパンです。一緒に塩味のパパダも揚げて添えました。
「発芽豆のさっぱり味インド風サラダ」は、プルワさんが前日の朝から発芽させてご持参くださった青豆とインドモート豆がメインのサラダです。たっぷりの発芽豆と赤玉ねぎなどの生野菜を混ぜ合わせ、レモン汁、調味料、そして最後にマスタードシードなど数種のスパイスを油で熱したものをかけます。柔らかい豆とシャキシャキの生野菜の食感の違いが楽しく、レモンの酸味とスパイスの風味が効いたサラダです。
「ふんわりスパイス味のインド風キャベツライス」は、バスマティ米、数種のスパイス、そして日本の冬キャベツを炊飯器で炊いて作りました。今回は水加減を米に対して2.5倍にしましたが、キャベツから水分が出るのでもう少し水を少なめにすればインド米のパラパラ感が出たように思います。

「家庭でできるバターチキンカレー」は、プルワさんが前日からスパイスやギリシャヨーグルトなどに漬け込んでおいてくださったタンドリーチキンに、インドの油「ギー」で炒めた玉ねぎやミキサーにかけた生トマトのペースト、生クリームなどを入れて煮込みます。スパイスの香り、チキンのうまみ、完熟トマトのフレッシュな酸味など、幾重にも重なった味の深みに感動しました。
「セミヤパヤサム」は、パリパリと乾燥したセミヤをギーで炒め、牛乳で柔らかくなるまで煮て、砂糖とカルダモン、サフランを入れた甘いデザートです。柔らかいのに、麺であることが感じられるセミヤの食感が心地良く、スパイシーな料理の締めにぴったりの優しいお味でした。
「マサラ・チャイ」は、鍋に水と砂糖を入れ火にかけ、紅茶葉、すりおろし生姜、カルダモンパウダー、牛乳を加えて作るインド風ミルクティーです。生姜は香り付けと風邪予防のために入れるそうです。

ベジタリアンの多いインドでは、豆からタンパク質をとっているそうで、プルワさんも普段から料理に合わせて何種類もの豆を使い分けているそうです。ちなみに日本の大豆はインド料理では使わないとのことです。神様に捧げるお料理、お正月のお料理、家族で楽しむお料理、それぞれに使っていい食材といけない食材が決まっているとのことでした。食文化の知識に詳しいプルワさんに生徒さん達から様々な質問がありましたが、その都度淀みなく、熱心に回答していらっしゃいました。
前日から下準備くださり、ボリューム満点の美味しい西インド料理をご紹介くださったプルワさんには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

(世界の料理委員会 委員長 山澤絵海)