世界を見よう! みなとUNESCOサロン for SDGs
楽しさ倍増の話し方 ・・コミュニケーションのヒント!!
講師 : 山本 実之(みつゆき)氏
日時 : 2023年7月7日(金) 午後6時30分~
会場 : 港区立生涯学習センター3階 305室
このコロナ禍を越えて世間での会話が極めて少なくなった一方、ご家族との対話が増えた方も多くいらっしゃいます。どんな時でも大切なのが「より良いコミュニケーション!!」です。これからの人生を公私ともに楽しく過ごし、人に好かれながら人生を送る「コミュニケーションのノウハウ」を豊かな指導経験をお持ちの山本実之氏より実践形式で伺いました。二人ペアーの簡単なワークをしながら「おしゃべり実体験」も盛り上がりました。
本日のサロンは、講師を半円の形で囲み、参加の皆さんも交流できる配置で開演。まずはお隣同士の自己紹介からスタート、一気に和気藹々のムード満載!!
1)人生100年時代を「サザエさん」から考えてみましょう!!・・・
波平は何歳?なんと「54歳」の想定だそうです。70年前にスタートした時代背景は、「定年55歳、平均寿命60歳」。
現役生活が長くなりながらも定年後の時間のなんと多くなることか・・・このような環境での人間関係は「コミュニ
ケーション」一つで良くもなり悪くもなります。それだけ大事です!!
2)よりよいコミュニケーションのために
「男性45歳を過ぎると普通の状態で『不機嫌の顔』になってしまう」という説もある中、「意識して笑顔をつくりま
しょう!!」、「笑顔と挨拶は先手必勝!!」。そして「聞きまくる」、「話上手より聞き上手」が大事。コミュニ
ケ-ションはキャッチボールですので「名前を覚える」、「褒める」を常に意識しましょう!!
3)聞き方のレベル 5段階
「無視をする、聞いたふりをする、選択的に聞く、注意深く聞く、共感して聞く」それぞれを二人ペアーの実践の対
話体験をしたことでお互いに逆の立場を理解し納得できた瞬間でした!! 心の架け橋(ラポール)をいかに形成す
るかが大事です。「聴く」は、文字通り耳で、目で、心で聴くことなのですね!
4)ペーシングの基本
相手と自分が声の大きさであったりペースであったりを合わせて聞き、話す。アイコンタクト、相づちなど全てが相
手への配慮から始まります。
5)よりよい人間関係構築の為に
「名前、住まい、家族、仕事、旅行、趣味、関心ごとなど」の話題を準備。まずは自身からの発信(自己開示)で垣
根を払ってくださ い。でも「話題乗っ取り」は禁物です。
6)メラビアンの法則
話の内容(言葉)、話し方(声・調子)、ボディランゲージ。何が大事かというと「話の内容」は勿論ですが、より
「ボディランゲージ」が相手にインパクトを与えます。
7)みほこさんのすすめ
「認める」「褒める」=「肯定する」 ついこの逆を行動してしまう自分に注意です!!
まとめ より良いコミュニケーションの為の人に好かれる六原則
① 誠実な関心をもつ ② 笑顔を忘れない ③ 名前を会話に持ち込む ④ 聞き手に廻る ⑤ 関心のありかを見抜く
⑥ 心から褒める
以上のことを皆さん「知っています」。でも「できているか・・」ですね。終わりのないそして完成のない「コミュニケーション」を大事にして、人生100年時代を豊かに生きていきましょう!!
「世界を見よう!みなとUNESCOサロン for SDGs」シリーズの第6回目。港ユネスコ協会会長の田部揆一郎の挨拶と講師紹介、そして常任理事の石井義明より司会・進行、「トルコ・シリア大地震」支援募金の案内と進め、有意義な楽しいサロンとなりました。コロナ、そしてコロナ後の楽しい人間関係を築く為のより良いコミュニケーションのヒントの数々をお聞きすることができ、参加の皆さまも講師の一つ一つのお話にうなずきながら笑い声の絶えない一日でした。
(会員開発委員会 担当副会長 小林敬幸)