日時:2月24日(土)
場所:港区立男女平等参画センター「リーブラ」料理室
今回は講師にチェケアザ・シルヴィアさん(CERCHEAZA Silvia)(駐日ルーマニア大使秘書・広報文化担当)を、またアシスタントとして菅原梨沙さん(フード・コーディネーター)をお迎えして実施しました。
簡単におふたりを紹介しますと、日本語が堪能なシルヴィアさんは母国ルーマニアで日本語を勉強され、その後国際交流基金のプログラムで日本に留学した後、ルーマニア大使秘書に就かれました。日本滞在歴は8年以上とのこと。一方、アシスタントの菅原さんはフード・コーディネーターとして様々な料理の紹介普及に活躍されています。
まずシルヴィアさんの流暢な日本語による母国ルーマニアの紹介から始まりました。人口は約2000万で、ウクライナ、モルドバ、ハンガリー、ブルガリア、セルビアそして黒海に接しています。またドナウ川が黒海に流れるところでもあります。国民はルーマニア語を話し、宗教はルーマニア正教が多いとのこと。料理はオーストリア、ハンガリーからの影響もあり、豊かな農業国でもあることから、美味しい食材を生かしたものが特徴です。
今回のメニューは以下の4品でした:(下の写真は左から①~④)
①オリーブとチーズの盛り合わせ:
黒と緑のオリーブ・チーズやサラミを楊枝でさしたものを、トマトやキウリとともにお皿にきれいに盛りつけます。
②チーズパン(Saleuri):
ベーキングパウダーを使うパンで、小麦粉にクリームチーズ、バター、ヨーグルトを混ぜて生地をつくります。麺棒で伸ばし、スティック状にカットしてオーブンで焼きます。
③サラダテヴフェ(ポテトサラダ Salata bouef):
ポテトサラダにニンジン、ピクルス、炒めた薄切り牛肉、豆乳を混ぜます。盛りつけには赤・黄のパプリカ、ゆで卵、パセリで飾ります。
④サラダテビネテ(Salata de vinete):
焼きナスにオリーブオイルをからめたもの。
作られる陶器は古くその技術は代々伝わってきたもの。土を集め粘土をつくり、焼成までは男性がやり女性は絵付けをします。この技は2012年ユネスコ無形文化遺産『ホレズ陶器の職人技』として登録されました。
いざ、参加者スタッフも含め30名が5台の調理台でにぎやかな実習風景となりました。アシスタント役の菅原さんがテキパキとすすめてくださいました。シルビアさんの美しい盛り付けもなかなかでした。
美味しいハーブティはルーマニア音楽協会の方の差し入れでした。シルビアさん、菅原さん、参加された皆さま、楽しい料理ワークショップありがとうございました。